『Surface』発売記念パーティーレポート
黄瀬総監督×冲方丁トークセッション
日本マイクロソフトが3月15日に発売したタブレット端末『Surface RT』と『攻殻機動隊ARISE border:1 Ghost Pain』がタイアップ展開をしていくことが、3月15日、代官山のDAIKANYAMA T-SITEにて開かれた『Surface』発売記念パーティーで発表され、黄瀬和哉総監督、シリーズ構成・脚本を手がける冲方丁さんらをゲストにむかえ、『デジタルとアナログの共存』をテーマにトークセッションを行った。
会社で支給されているパソコンを使用する以外、ほぼアナログという黄瀬総監督は『作業現場はほぼデジタル化されています。便利にはなった分、何でもできてしまうのでやりすぎてしまうところもある」と現状を紹介。ノートPCと手書きを使い分けるという冲方さんは「パソコンを使うようになってからは色々な手間が省けるので1年間の制作本数が増えました。」と話し、現在はデジタルとアナログの使い分けについてお互いのいいところを組み合わせられないかを試行錯誤しているとのこと。
続いて劇中に登場する『Surface』について「何気なく皆が使っている感じが良いと思う。サイズがちょうどよくて後ろからふっと出してもおかしくないサイズ。画面の中のツールとしても凄く便利ですね。」と劇中のアイテムとして使い勝手が良いと話す黄瀬総監督。「薄型の電子画面に振れると反応するというのはSF作品ではキービジュアルだったのですが、それが日常化してしまった」とは冲方さん。脚本を書く上でどんな風に登場ささせたいか?との質問に「あまり壊さないように…」と冗談で笑わせつつ「情報のやりとりが非常に重要になってくるので、緊迫感のあるシーンで登場すると思います。」と話した。セッションの最後に冲方さんは「新しい時代が来ていることを実感します。物語の方も負けないように皆さんに未来を提示できるようにしたいと思います。」と期待の高まるコメントで締めくくった。