border:1 Ghost Painアフレコ始動!速報レポート


4月7日、都内スタジオにて『攻殻機動隊ARISE』の第1話「Ghost Pain」のアフレコが行われた。スタジオには黄瀬和哉総監督、脚本の冲方丁氏、第1話監督のむらた雅彦監督はじめ、スタッフ・キャスト陣が一堂に集合。黄瀬総監督は「タイトルは重いかもしれませんがリラックスしてやってください」とあいさつし、大型シリーズの状況開始を告げた。

アフレコの実作業は、岩浪美和音響監督の采配の下で進行。当初は緊張の色も見えた新キャスト陣も次第に役への感覚をつかんでゆき、初回のアフレコとしては非常に順調な収録となった。沢城みゆきが演じる注目キャラクター、ロジコマのセリフについても一発OK。これには本人も驚いた様子で「いまので大丈夫ですか?」と思わずスタッフに確認するほど。岩浪音響監督も「パーフェクトです」と太鼓判を押し、ロジコマのキュートな声が晴れて誕生となった。

この日スタッフがこだわりを見せたのは、素子のセリフで登場する「ゴースト」という言葉のニュアンス。第1話では一度だけ登場するキーワードということで、どの程度の重みを持たせるのか、慎重に議論が行われた。実際にどうなったかはぜひ劇場で直接確かめてほしい。無事にアフレコを終えて、脚本の冲方丁はじめスタッフ陣も「ほっとしました」と安堵の表情。草薙素子を演じる坂本真綾も「濃いアフレコができました」と晴れやかな表情を見せた。このあと音響作業はセリフと音を組み合わせるミックス作業へ。それと並行して絵作りの作業も極限までグレードを高めるべく追い込み作業が急ピッチで進行中。新たなる攻殻機動隊、『ARISE』起動の日は近い——。